三恵ホールディングスブログ

こんにちは。

SHDグループ、管理部です。
ISO(品質、環境)マネジメントシステムについてのヒント(私たちの気付き)をシリーズでお伝えしています。

当グループでは、2016年1月からISO9001(品質マネジメントシステムの国際規格)は2015年度版で運用しています。
2015年度版の導入に当たり、以前の版と大きく異なると感じた点の一つが、「結果の重視」です。
ISO9001の狙いは当初より、「顧客満足の向上」にあり、この点にブレはありません。
しかしながら従来の版では、規格の要求事項のポイントは「狙いを達成するためのプロセス」におかれていました。極論すれば、プロセスが適切に計画され、PDCAが廻され、プロセス自体の改善が行われていれば、ISOの要求は満たされている、と言っているようにも見えました。
真の狙いである「顧客満足の向上への到達の程度」は重要視されていませんでした。
たとえば従来版では、トップマネジメントのコミットメントには、「プロセスを計画すること」が求められていますが、「意図したアウトプットを生み出すこと」は求められていませんでした。

2015年版では、狙いの達成に関する「結果」が重視されています。
同版では新たに、トップマネジメントは、「意図したアウトプットを生み出す仕組み」を作るとともに、組織として、品質マネジメントシステムが意図した結果を達成できると確信を与えるために取り組む必要がある「リスク及び機会」を決定しなければならない、としています。

当グループでは、この「顧客満足の向上」に実効性のある新たな要求事項を歓迎し、この要求事項を満たすことに注力しました。

これらの新たな要求事項への、当グループの対応事例は次回以降にご紹介します。l_023[1]

 

2017/11/21|国内、会社活動
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